2004年11月27日

『久保憲司のロック千夜一夜』の、 『〈生きていくためのなにか〉が込められたジョイ・ディヴィジョンの音楽』 がダメすぎる件について

タワレコのサイトに、Joy Divisionに関する記事があるものの、これはまたヒドイ。

ここまでヒドイ文章を読むのは久しぶりです。
一部抜粋して引用します。


『ジョイ・ディヴィジョンの歌の世界はまさにこのマルタン・マルジェラのお店をモチーフにしていたかのように暗くて、ギスギスしている。パンクにもその要素があった。パンクに絶望を感じたものは暗くなっていったのだ。ゴスとはそういうものだったし、その頂点がジョイ・ディヴィジョンだった』

誰かヘンだって指摘してあげなかったんですかね。日本語としてちょっとヘンですよね。
ちょっと待って。整理させてください。

・ジョイディヴィジョン『は』暗くてギスギスしてる。
・パンク『も』暗くてギスギスした要素を持ってる。
パンクに絶望すると暗い奴になっちゃうのよね。
ゴスとはギスギスして暗い要素を持ったものだ。
・その頂点がジョイ・ディヴィジョンだ。

わかりにくいなヲイ(^_^;)

つまり『パンクには元々ギスギスしたネクラみたいなとこがあったんだけど、そのパンクにすら絶望しちゃった連中は、更に暗いゴスってゆー方面に走っちゃったのよね。んで、そのゴスの頂点にはジョイ・ディヴィジョンが君臨してたわけだ』

あ、つまりこういうことが言いたかったのか。それならわからんでもないが。どうしようもなく下手な文章だな。

あとこれ。

『構造主義というのもあった、「現代人は全員軽いパラノイアだ」というメッセージ、それは衝撃だった。そういうものとも関係していると思う』

この文章、『構造主義』についても『パラノ』についても分かってないのがバレバレだし(^_^;)。でもとりあえず衝撃的って書いちゃうんだね久保憲司(^_^;)

なんか楽しくなってきたので、もういっちょ。

『スロッビング・グリッスル、サイキックTVのジェネシス・P・オリッジの家にいったらあまりレコードはなかったがヴェルヴェット・アンダーグラウンドのレコードは全てそろっていた。そのようにジョイ・ディヴィジョンのCDは全部そろえなければならない』

この文章、スログリジェネPもなんも関係ないじゃん。ジェネPの家にVUのレコードが全部揃ってたら、どうしてジョイ・ディヴィジョンのCDを全部揃えなきゃいけないんだ?
『そのように』ってなんだよ(^_^;)


posted by キャラメル at 22:46| Comment(22) | TrackBack(0) | 洋楽2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タワレコサイトに赤ペン先生が降臨w ヽ( ゜ 3゜)ノ
Posted by ミキミキ at 2004年11月28日 00:18
それをいうなら、こんなにツッコミどころが多くてどこから手をつけていいかすら分かんない文章もスゴいですね。紹介どころか本当に80年代の音楽や文化をご存知なのかすら怪しいし。_| ̄|○

というか、アントワープ一派のマルタン・マルジェラが革命的といわれた頃って90年代だし、ニュー・ウェーブ・ファッションとポペリズムやアンコン・ファッションってぜんぜん関連性無いし。_| ̄|○

というか、これをふむふむと読んでナットクする人がいるかどうかも怪しいし。_| ̄|○

「だから、全部書き直さないとダメなのだと思う。」わよ〜。_| ̄|○ダメポ…
Posted by BURN at 2004年11月28日 01:24
ミキミキ

この久保憲司、どうやらタワレコサイトで連載してるみたいだから、(まだ読んでないけど)これからゆるゆると全部にツッコミを入れていこうかなと思ってるよ(^_^;)
Posted by キャラメルママ at 2004年11月28日 08:10
BURNさん

>こんなにツッコミどころが多くてどこから
>手をつけていいかすら分かんない文章もス
>ゴいですね。

そうなんですよね。なんかの冗談かと思いましたよ最初(^_^;)

>紹介どころか本当に80年代の音楽や文化を
>ご存知なのかすら怪しいし。_| ̄|○

あ、自称ニューウェーヴ中年の久保憲司に凄いこと言っちゃった(^_^;)

>アントワープ一派のマルタン・マルジェラ
>が革命的といわれた頃って90年代だし、

あー。でも、80年代頃革命的だったって書いてるわけじゃないし、00年以降に出てきたとか書いてるわけでもないので、一応大丈夫なんじゃないですか(^_^;)

>というか、これをふむふむと読んでナット
>クする人がいるかどうかも怪しいし。_| ̄|○

こういう底の浅いこけおどしみたいな文章に騙される人っていかにもニューウェーヴ的なんじゃないかって話もありますけどね(^_^;)

>「だから、全部書き直さないとダメなのだ
>と思う。」わよ〜。_| ̄|○ダメポ…

あ、言っちゃった(^_^;)
Posted by キャラメルママ at 2004年11月28日 08:18
この文脈の中で、構造主義とTGがいきなり引き合いに出されているくだりは意味不明なのですが、アントワープ一派とニューウェイヴのところは別にdデモな解釈ではないと思います。

クボケン氏は(恐らく)ファッションには余り明るい人ではないのだが、マルジェラのショップを訪れた際の率直な感想として、「80年の初頭にぼくたちニュー・ウェイヴ少年・少女が夢見ていた世界が広がって」と表現したのでしょう。なのでそれ自体は的外れな指摘だとは思いません。

ちなみに、マルジェラやアン等が初めてメジャーなシーンに出たのが88年のロンドンの展示会で、アントワープ6と呼ばれるデザイナー達がキャリアを開始したのは80年代前半です。(日本で実際にドリスやマルジェラが本格的に展開されたのが90年代初めです)

あ、ここらヘンのネタは今自分の中で非常にホットなので、これについてツッコミがあればお答えします…
Posted by まいさま at 2004年11月29日 13:32
クボケン氏は「SNOOZER」誌で書いている映画感想文も酷いんだよなぁ。本人に邪気が無いのは読み取れるんだけれども。批評でも評論でもないからいいのかしら。ふふふふ。
Posted by キ at 2004年11月29日 15:50
>まいさま

アントワープ一派に関する詳しい解説をありがとうございます。

表現的には
「僕らが夢見ていた」じゃなくて、
「ボクが夢見ていた」のほうが近いのでしょうね。

私のほうも、
「日本で」アントワープ一派のマルタン・マルジェラが革命的といわれた頃って90年代だし、
というべきだったのでしょう。

マルジェラに対する感想はおのおの自由でいいと思うんですが、こういう勘違いオジさんの話を鵜呑みにするファンが生まれるのはちょっと嫌だったりします。_| ̄|○

ちなみにマルジェラについては私自身も、出始めの頃はそのまま日本に持ち込んでもたぶん誰も買わないだろうなぁと素直に思っていました。スミマセン。(^_^;)
時代がグランジーになってから一気に花開いたって感じでしたよね。
私はドリス・ヴァン・ノッテンの詩情溢れるコレクションが好きでした・・・誰も聞いてないって?

時代に取り残されたオジさんはさておき、むしろ今なんでまいさまの中でアントワープ組がホットなのかが知りたかったりします。よければちょっとお話聞かせてくださいよー♪


>キャラメルママさん

すまん、ファッションの話題ばっかしてしまって。
私って一応元ファッションフリークだし、ひさびさにこういう話ができてちょっと嬉しいのよー♪
Posted by BURN at 2004年11月29日 16:58
久保憲司って元々カメラマンで、文章の人じゃないですからね…。

単にイギリスに住んで写真撮ってて、現地ミュージシャンと仲が良かったから、色々情報を知っていて、それを元々ジャーナリズムもクソもない日本の音楽雑誌が重宝して文も書かせたのが始まりだから、ダメダメな文を書いているのも当たり前というか(笑)
Posted by wms at 2004年11月29日 20:52
まいさま

>アントワープ一派とニューウェイヴのところ
>は別にdデモな解釈ではないと思います。

ちなみにご存知とは思いますが、僕はそのへんについては文句つけてないですからね(^_^;)
なにせファッションのことはあんまりわからんので。。

>「80年の初頭にぼくたちニュー・ウェイヴ
>少年・少女が夢見ていた世界が広がって」
>と表現したのでしょう。なのでそれ自体は
>的外れな指摘だとは思いません。

それは僕もそう思います。

>ここらヘンのネタは今自分の中で非常にホ
>ットなので、これについてツッコミがあれ
>ばお答えします…

僕はツッコミようがないです(^_^;)
ほうほうって感じで読んでしまいました。
マルタンは、以前、身内が作ってる雑誌が特集してるのを見て、初めて存在を知ったくらいだし(^_^;)

BURNさんにまかせます(*゜▽゜)ノ
Posted by キャラメルママ at 2004年11月29日 22:43
キさん

>クボケン氏は「SNOOZER」誌で書いている映
>画感想文も酷いんだよなぁ。本人に邪気が
>無いのは読み取れるんだけれども。

そうなんですよね。本人邪気なさそうなんですよね(^_^;)そこがなんだか憎めないとこではあります(^_^;)
Posted by キャラメルママ at 2004年11月29日 22:43
BURNさん

>すまん、ファッションの話題ばっかしてし
>まって。私って一応元ファッションフリー
>クだし、ひさびさにこういう話ができてち
>ょっと嬉しいのよー♪

いえいえ☆
どうぞどうぞ。
僕も読んでて楽しいし( ^_^)♪
お好きにやりとりしてくださいな。
Posted by キャラメルママ at 2004年11月29日 22:46
wmsさん

そうなんですよね。カメラマンなんですよね。

>単にイギリスに住んで写真撮ってて、現地
>ミュージシャンと仲が良かったから、色々
>情報を知っていて、それを元々ジャーナリ
>ズムもクソもない日本の音楽雑誌が重宝し
>て文も書かせたのが始まりだから、ダメダ
>メな文を書いているのも当たり前というか(笑)

文章力ではなく、事情通として登場したわけ
ですか。なるほどー。

ちなみに今回のエントリ、wmsさんが一番
毒舌かましてる気がします(^_^;)
Posted by キャラメルママ at 2004年11月29日 22:48
>ちなみに今回のエントリ、wmsさんが一番
>毒舌かましてる気がします(^_^;)

久保憲司に対して、です。
Posted by キャラメルママ at 2004年11月29日 22:49
>>ちなみに今回のエントリ、wmsさんが一番
>>毒舌かましてる気がします(^_^;)

>久保憲司に対して、です。

わははははははは、、、、

直接は知らないのですけど、評判聞く限りは良い人らしいですよ (^^ゞ
Posted by wms at 2004年11月29日 23:20
どうもみんな「久保憲司は良い人」って言うんですよね。きっと本当に良い人なんでしょうね
(^_^;)
Posted by キャラメルママ at 2004年11月30日 11:31
>BURNサマ

おおお、私のしょうもないヨタ話に付き合っていただいてありがとうございます。
キャラメルママさんも訳の分からん話にフォローいただきましてすみません。

私事で恐縮なんですが(←おじさんみたいな言い方だ)今、こんな本 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/8881584654/qid=1101824989/sr=1-1/ref=sr_1_8_1/249-1897326-3911505
を読んでおりまして、要するに80年代カルチャーとファッションの展示会用の資料な訳ですが、巻末にあるPeter de Potter(アントワープ王立アカデミー出のライター)による「NEO80」という21世紀の80年代モノremixなページにすっかり参りました。

まあ、チラシの裏に書いておけばいいようなことなので、もし気になるようでしたら私のところに遊びにいらしてください←誘導
Posted by まいさま at 2004年11月30日 23:34
>まいさま

いやいやそーいうことだったんですか!(笑)
なんで(笑)なのかといいますと、もしかしてまいさまってマルジェラに心酔したお方なのかと思ってちょっと心配になったので(ってなんやそれ。笑)。
こういうコンセプチュアル・アート系が好きな人ってちょっとアブない要素を持ってる人が多いんですよね。マルジェラのファンじゃなくて、こういうのに持って回ったような評価する人のことなんですが。

最初の書き込みの際に、実は楽天でザッと昨今のマルジェラものを見てみたんですが、おっしゃるとおり確かにリミックスですよね。あーゆー雰囲気を楽しむという感じで。
でもやっぱり個人的には今のマルジェラものは「80年代風だ」という説明を受けないと気づかないです(ゴメン!)。
マルジェラがゴルチエに心酔していてアシスタントまでやってたと聞いて更にビックリです。(^^;)まあ、私はゴルチェがカルダンのアシスタントをやめて独立した頃の作品がスキで買ってたようなものだったので(昨今まで「ゴルチェ・クラッシック」というラインで作ってましたよね)尚更そういう印象を受けるのかもしれませんが。

サイト見に行きましたよー!
結構言いたいことをスパッと書いていらっしゃるので、なんか嬉しかったです(笑)。
そーなのよねー、なんか最近みんなファッションに関しては寛容すぎるというか、「どうみてもそれはないだろう」という組み合わせにも肯定的ですよね。どの時代にもおぞましいファッションというのは存在するのに。
Posted by BURN at 2004年12月01日 10:15
あのー、
いい人
って、「実はこれはね・・・」と説明を受けたらたとえそれが筋が通っていないものでも「ふむふむ、そっ〜!」とナットクしてくれる人のことですか?

boseのラジカセを訪販されたら20万ポンと出して買っちゃうような。

注)これはジョークです。
Posted by BURN at 2004年12月01日 10:24
きゃー、このレビューのオリジナル読みましたが、面白い...って笑う文章ではなく、久保憲司はまじめに書いてそうだから、そこんとこがまた面白いのかも。

ちょっと笑えたところ、いくつか言わしてください!

「映画「24アワーズ・パーティー・ピープル」のイアン・カーティスのあの気の狂ったような踊りを思い出してくれ。ぼくはあの踊りがどこからきたのか長いこと分からなかったのだが、先日はたと気づいた。あれはデヴィッド・ボウイのダンスを高速で踊っていたのだと。」
はた、とそんなことに気づくなー!
でもある意味すごいかも。かつてだれがそんなこと思ったか!?
一方でデヴィッド・ボウイ早送り映像が頭の中に・・・。(確かにわからなくはないけど...)

「今、エクスタシー文化を終えたぼくたちはまたパラノろうとしているのだと思う。」
そうなの?
「でもジョイ・ディヴィジョンはパラノろうとしていたのではない、そこから解放されようとしていたのだ。」
そりゃ、だれも自らパラノイアにはなりたくない・・・、とは思います。

そして極めつけが最後のフレーズ。
「まさにジョイ・ディヴィジョンの曲“Love Will Tear Us Apart(愛に引き裂かれる)”だったと。あの素晴らしい曲、誰が聴いても元気になる曲がただの不倫の歌だという事実にはショックを受けるが、でもまだ輝きは失ってはいない。」
誰が聴いても元気になる曲だったの?
ただの不倫の歌だったの(ToT)?

「すべての曲がまだ輝いている。死を選んだ男の曲がなぜ今もぼくたちを元気にするのかよく分からない。不倫の歌も普遍的なラヴ・ソング、いや生きるということを謳歌する歌に聴こえさせてしまう、それが芸術なのかもしれない、いやこれこそが芸術なのだ。だから、全部そろえないとダメなのだと思う。」

・・・
あ、あの女医ディヴィジョン聴いて、みんな元気になってるのかな?
久保憲司さんは、CDを全部そろえるっつーことで、要はタワーの「買ってね♪」メッセージなんでしょうけど、別の意味で楽しませていただきました、って感じです。
Posted by charlie at 2004年12月01日 15:58
charlieさん

ちうか、charlieさんと僕が突っ込んだ部分を足すと、結局、久保憲司の全文にわたってツッコミを入れたことになりそうですね(^_^;)

>「今、エクスタシー文化を終えたぼくたち
>はまたパラノろうとしているのだと思う。」
>そうなの?

そもそも、彼が書く『ぼくたち』ってのが誰の
ことなのかサッパリわかんないんですよね。
日本にいつエクスタシー文化が来たんだろう。。

というか、『パラノろう』って表現だけで、
ちょっとプッってきちゃうんですけど(^_^;)

>そりゃ、だれも自らパラノイアにはなりた
>くない・・・、とは思います。

でもまあ、ミュージシャンとかだとパラノイアな
人の方が良い仕事してたりする場合もありますか
らねー(^_^;)

>誰が聴いても元気になる曲だったの?
>ただの不倫の歌だったの(ToT)?

思わず確認するべく、lyricが載ってるサイト
を探してみました。

http://www.davemcnally.com/lyrics/JoyDivision/LoveWillTearUsApart.asp

んー。元気にならないですよね。
終始暗い歌詞だし。。
ただの不倫の歌。。
この歌詞の一人称は明らかに不倫だけでやさ
ぐれてるわけじゃなさそうですよね(^_^;)

>あ、あの女医ディヴィジョン聴いて、みん
>な元気になってるのかな?

僕もこのあたりの文章には突っ込みたくなりましたよ(^_^;)元気にならないですよね。
だいたい、これこそが芸術なんだ、とか言ってるところも凄いです。

>久保憲司さんは、CDを全部そろえるっつーことで、要はタワーの「買ってね♪」メッセージなんでしょうけど、別の意味で楽しませていただきました、って感じです。

「要はタワーの「買ってね♪」メッセージなんでしょうけど」さんざん物凄い個人的なことを書いておきながら、一応営業もしてるあたりがバランス感覚があるんだかないんだか_| ̄|○
Posted by キャラメルママ at 2004年12月01日 16:56
しつこく!

>この歌詞の一人称は明らかに不倫だけでやさぐれてるわけじゃなさそうですよね(^_^;)

そうそう。そういう不倫してた(ってこの言い方も好きではないのですが)っていうBackgroundがあったかもしれないけど、だからってただの不倫の歌とは言ってほしくなかったなー、というか。

Love will〜はもっともっと深くて切ないです。
Posted by charlie at 2004年12月03日 19:34
やはりそうでしたか(^_^;)
あそこまで自信満々に不倫の歌とか言い切られると、自分の読解力に不安さえ感じていたので、意見が同じで心強い限りです(^_^;)
Posted by キャラメルママ at 2004年12月03日 21:41
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